C言語を学ぶにあたって苦労したこと

C言語の特徴は、プログラマの自由度が高い事、そして高速に動作するチューニングが行える点にあります。しかし、C言語は高度故に複雑で、使いこなしだけではなく、習得に時間や繰り返しの学習が必要です。
C言語で最初につまずく点は、メモリ操作が行えるポインタの外転を理解する事です。ポインタは、メモリアドレスを操作して内容を書き換えますが、誤ったアドレスにアクセスするとデータが破壊されます。

また、アドレスとポインタの定義が複雑な事、これもC言語の習得を難しくする混乱の原因の一つです。
メモリ操作を覚えてしまえば、C言語の高速動作と合わせて、快適なプログラムは実現します。

ただ、ポインタが習得の壁になっているので、これを乗り越えない限り上達は行えません。解説書は幾つも発行されているので、学習の機会はありますが、どれも取っ付き難い印象はあります。

ポインタ関連の苦労といえば、メモリの確保と解放の仕組みが欠かせません。現代的な開発言語は、自動でメモリを解放するガベージコレクションを搭載しています。メモリ確保は、変数の宣言時に自動で行われるので、確保ミスや間違いが発生する可能性は減少します。

C言語は、今も使われる高度な言語ですが、古い設計思想で作られた事実があります。この時代のプログラムは、プログラマが幅広く管理する事が前提なので、手動のメモリ操作は必修の知識です。

苦労には、習得まで時間が必要なタイプ、それに開発を複雑化させるバグや実装ミスの二種類があります。
習得に時間がかかるタイプは、困難を乗り越える事が出来れば、最終的には苦労が技術として身に付きます。

一方で開発中の問題は、解決出来なければ先に進めないばかりか、突破しても得る成果は限られます。
自己的な学習や趣味で学ぶ場合は、時間を気にせず好きな様に習得する事が出来ます。開発のトラブルは、仕事の場合納期と密接に関係しているので、休みや休憩すら取れない場合があります。トラブルが発生した時は、規模や優先順位によって原因の調査が行われます。人的な余裕がある場合は、それぞれ分担してバグ探しを行いますが、人手が足りない時は一人孤独な作業が始まります。

バグ探しは、集中力が不可欠の作業で、コードの流れを追ってチェックを繰り返す地道な内容です。比較的新しい開発環境は、僅かな問題も見逃さない高度なチェック機構が搭載されています。旧世代の環境は、仕様や設計手法の習得が欠かせないので、必然的に高度な技術力が必要になります。命名規則や設計の自己ルールは、習得の指南書に最低限の事が書かれているだけです。

更に一段階上の技術は、前の内容を十分に理解しなければ習得出来ません。どこまで進めるか、これは実力が左右するシビアな言語ですが、逆に広大な世界を旅する感覚に陥ります。1つずつの技術習得は、経験値アップや装備の強化に通じるものがありますし、より強敵に立ち向かう勇気も生まれます。

昔は、インターネットが現代程一般的ではなく、交流は限られていたもののディープなコミュニティは存在しました。学校や職場では、プログラム愛好家やプログラマ同士が切磋琢磨し合ったり、技術を伝える交流が行われていました。その点は、仲間と共に旅へ出る感覚に近く、競争だけではない補う協力関係がありました。

習得の難しさは、言語仕様による部分が多数を占めますが、情報が限られ気軽に調べなかった事も理由にあります。書籍は登場していましたが、専門書の価格は高く、学生の身分では気軽に買えない事がネックです。言語登場直後は、まだインターネットがなかった時代で、気軽に調べられない事も苦労が必要になる原因でした。

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